削除、初期化、エラーなどによりデータの読み取りが出来なくなってしまったCD,DVDからデータを復旧致します。 原因不明の読み込みエラー、突然の全ファイル消失、0バイト表示、経年劣化、ディスクの一部にヒビが入った、ファイナライズ忘れなど様々な障害に対応しています。
PCで保存したデータだけでなく、レコーダーでダビングした動画、ビデオカメラで撮影した8cmタイプのDVDにも対応可能です。 ビジネスデータから、旅行の思い出写真、お子様の成長記録を記録した動画など、データ資産の復旧を強力にサポート致します。まずはお気軽にご相談下さい。
DVDのトラブルに関して、よくあるお問い合わせ内容です。多くの方は、いずれかの症状に該当するのではないでしょうか。
これらのトラブルが発生した場合でも、記録されていたデータを取り戻せる可能性は十分にあります。
ディスクセーフでは、無料初期診断完了時にデータ復旧率や復旧可能ファイル一覧をお伝えした上で、正式な復旧を行うかお客様に判断頂いてます。 必要なファイルが復旧出来ていないのに、復旧率が低いのに復旧費用だけが発生するという心配がありません。
復旧するデータがデジカメで撮影された写真の場合、復旧可能な写真一覧をPDFで事前にご確認頂く事も可能です。
種別 | 補足事項等 | 料金 |
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DVD-R DVD-RW |
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定額 8,000円 (税別) |
DVD-RAM |
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定額 12,000円 (税別) |
DVD-Rなどレーザー光を使用してデータを記録するメディアには、データを保存出来る期間(耐久年数)があります。 DVD-Rを製造しているメーカーや原産国により、耐久年数に大きな開きがあるため、一概にDVDの寿命が何年と言えませんが、 概ね5年~20年です。耐久年数は、有機色素の種類や品質、ディスクそのものの製造品質により大きな差があります。
DVD-Rに物理的な問題が発生して、データが読み取り出来なくなる原因としては、主に下記の要因があげられます。
DVD-Rのデータが読み取り出来なくなった際に、多くの方が真っ先に「DVDに入った傷」を疑いますが、 DVD-Rは、多少の傷が入っても正常にデータが読み込めるよう、 強力なエラー補正機構(ECC)があります。 ディスク表面に細かな傷がいくつか入ったとしても、読み取りに支障が出る事はまずありません。 特に、縦方向(ディスクの内径側から外径側にかけて)の傷に対しては、ECCが強力に作用しますので、 細かい傷が複数入っても意外と平気です。 しかし、クリップやカッターナイフで引っかいたような深い傷がある場合は、読み取り出来なくなります。 DVDの信号記録面を目視をして、深さのある傷が確認出来る場合は、傷が原因と疑って良いでしょう。 確実に傷が原因でDVDの読み取りが出来なくなっている場合は、ディスク研磨をする事で読み込み可能な状態に復活します。
しかし、DVD-Rのデータが読めなくなった。再生出来なくなったからと言って、安易に研磨する事はお勧めできません。 DVD-Rからデータを読み取り出来なくなった原因が、傷ではなくDVDの色素劣化だった場合、ディスク研磨を行う事で状況はより深刻になります。 記録素子が劣化しているが、まだ辛うじて信号が読めているような状況ですと、ディスク研磨によって劣化がより進行してしまい、 一気にとどめを刺す事になりかねません。 DVDの信号記録層を保護しているポリカーボネイトには、複数の役割があります。
DVDを研磨すれば、これらの機能は損なわれて行きます。 DVD-Rのデータ信号を記録、保持している有機色素は、例えるならば水性マジックのようなものです。 水性マジックで書いた絵の上に、水滴を垂らすと絵はにじみます。 DVDの有機色素も大気中の水分に触れると、簡単に崩壊します。 DVD-Rの信号はミクロン単位の間隔データが記録されていますから、わずかな湿気でも命取りです。
DVDの信号記録層を保護しているポリカーボネイトは呼吸します。ガスバリア性はあるものの、わずかに空気も湿気も通します。 また、色素そのものが全く湿気を帯びないとしても、色素は紫外線や酸化でも劣化していきます。 水性マジックで書いた絵を、額縁に入れ飾った10年後を想像してみて下さい。マジックで書いた絵(色素)は劣化して色あせてますよね。 DVDの研磨を行うと、保護層(ポリカーボネイト)が薄くなりますので、DVD-Rの信号劣化はより加速して行きます。 原因もよく分からずに、DVDのデータが「読み取り出来なくなったから」「再生できなくなったから」とりあえず研磨しよう。 といった考えはリスクがある事を忘れないで下さい。
市販DVDやレンタルDVDなどに代表されるDVD-ROMは、色素ではなく金属金型を使用してポリカーボネイトに物理的な凹凸を作ります。 そもそも、色素を使っていませんので、DVD-Rの弱点ともいえる色素劣化はありません。
激安メディアとして叩き売りされていたようなDVD-Rですと、データを記録してからわずか1年未満で信号色素が劣化してしまい、 データが読み取り出来なくなる事例も多々ありました。
弊社では、CDやDVD復旧案件からメーカーやブランド別による、おおまかな耐久年数をデータベース化しておりますが、 品質が安定して良かったのは、That's(太陽誘電株式会社)でした。 実際にThat'sのCD-R、DVD-R(OEM含む)に関しては、復旧のご依頼件数が年間を通して数件程度しかありません。 高品質ゆえに適切な保管をしていれば、「データが消える」「数年で読み取り出来なくなる」といったトラブルがほとんど起きないようです。 さすが、CD-Rを世界で初めて実用化した会社です。
That's(太陽誘電社)は世界に誇れる、唯一の日本製DVD-Rを製造しておりましたが、2015年末で生産を終了してしまいました。 BD-R(ブルレイ)などの大容量メディアや、SDカードなどで使用される不揮発メモリの大容量化に押され、製造を中止せざるを得なかったのだと思います。
That'sが無くなってしまった今、DVDを購入するのであれば、バーベイタム(三菱化学メディア)が、比較的品質が安定している感じがします。 ただし、海外生産している以上、品質のバラつきは避けられない(当たり外れがある)ので、過信はしない方が良いです。
それから、ネットで購入できる激安バーベイタムは偽物やロットアウトしたような粗悪品が混じっている事もあるのでお気を付け下さい。 偽物が心配であれば、家電量販店で買うのが良いと思います。
That'sで使用していた生産設備は、とある海外メーカーに譲渡されました。 しかし、DVD-Rの製造品質は設備だけの問題ではなく、結局のところQC(品質管理)に大きく左右されます。 That'sで使用していた設備だから、同じ品質のDVD-Rとは思わない方が良いです。