フォーマットしたビデオカメラの内蔵メモリー復元(Sony HandyCam HDR-CX390)

ビデオカメラの内蔵メモリーを初期化してしまい、全ての映像が消えてしまった。今回は、ソニーハンディカムの内蔵メモリデータを復元した事例についてご紹介させて頂きます。

ご依頼内容

ハンディカムとテレビをUSB接続しても映像を再生出来なかった為、USB接続を取り外すとハンディカムの画面に「内蔵メモリーが認識できません。フォーマットしてからお使いください」と表示されたため、メニュー画面からフォーマットを実行しました。
しかし、これまで撮影してきた映像が何も表示されなくなりました。ハンディカムが壊れているかもしれないと思い、少しだけ撮影を行いました。現在は最後に撮影した1コマだけが表示される状態です。
ハンディカムの中に記録されていた映像は消えてしまったのでしょうか、消えてしまった映像は復元出来ますか?

試し撮りした動画しか残っていない
HDR-CX390は復旧可能なカメラ
作業結果

ハンディカムを再生モードに切り替えると、内蔵メモリには1つの映像しか残っておらず、その他の動画は全て消えている状態でした。内蔵メモリーを解析してデータの再構築した結果、消えてしまった全ての映像を復元する事が出来ました。
復元した映像につきましてSDカードに記録させて頂き、今後はSDカードに記録されている映像をハンディカムで再生可能になります。

ハンディカムをテレビの外付けHDDポートに接続すると、テレビによりハンディカムの内蔵メモリーがフォーマットされ、画面にエラーメッセージが表示される場合があります。エラーが表示されている状態であればハンディカムから消えてしまった映像は復元可能です。
ただし、ハンディカムのメニュー画面からフォーマットを実行すると、機種によっては内蔵メモリーのデータが完全抹消され復元出来なくなる場合もあります。
エラーが表示され映像が再生出来なくなった場合は、内蔵メモリーのフォーマットはせずディスクセーフまでご相談下さい。

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